2005年8月に和歌山県で施工した例をご紹介します。 ポリエステル塗装鋼板の屋根に市販の弱溶剤系遮熱塗料を塗装したのちに防汚・防カビコートを施工しました。施工直後からすぐに5°C前後の室温低下が観測され遮熱塗料自体の性能が確認されました。夏場空調を作動させた場合の電力は30%以上の削減に繋がりました。しかし遮熱塗装のみでは汚れによる遮熱効果は数か月で大幅に低下します。その解決策としてMIRAINOによる防カビ・防汚コートが採用されております。

塗装後の遮熱効果　測定表

MIRAINO遮熱工法による業界トップレベルの近赤外線波長の反射率（JIS K 5602試験）

工場（和歌山県）2005年8月/鋼板屋根

MIRAINOコートの主成分ナフィオンは、太陽光パネル表面で帯電防止と凍結防止効果を発揮します。ガラス質は非常に強い静電気を帯びているため大気の汚れが付着しやすい構造です。空気中の水分を含んだナフィオンは電気抵抗を格段に下げ静電気を除去し続けます。
また、−22℃まで凍結しないMIRAINOコートに雪が接すると、表面で徐々に溶け出しパネルと積雪の接地面に水が濡れ広がり雪の重みで傾斜を滑り落ちます。
積雪による発電の停止、雪の重みによるパネルの損傷を防ぐことができます。
また、MIRAINOコートは気温−40℃から150℃まで耐える強靭な膜で積雪の多い地域でもパネル表面を長期に渡りセルフクリーニング化します。

汚れの付着防止効果

写真は、施工済みパネル表面で雨水と帯電防止効果により汚れが付着しづらく洗い流されている様子です。

帯電防止効果

摩擦で静電気を発生させパウダーを塗布した後、


軽い衝撃を与えた様子です。

凍結防止効果

6ヶ月後 約3％の改善効果

滋賀県安土の丸野メガソーラー2250㎡の一部600㎡を実際に施工させて頂き、同環境下で対比試験を行いました。
6ヶ月間防汚効果を維持し毎月3%の改善効果が見られました。

同町内で約10,000㎡が設置されており、積雪時の発電量低下も含めると大きな効果となります。

建築物は立地環境や気候の影響でカビや汚れが蓄積しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。MIRAINOのコーティング技術は、優れた防カビ効果と耐候性により、建物の外観を美しく保ち、頻繁なメンテナンスの負担を軽減します。高級住宅やデザイナーズ物件など、長期にわたり美観を維持したい建物に最適な防汚・保護ソリューションです。

外壁洗浄 × MIRAINOクリア塗装保護

建築物のコンクリート打ち放し外壁は、雨風や立地の影響でカビや苔が発生しやすく、表面の劣化が進行しやすい環境にあります。MIRAINOのクリア塗装は、このような環境においても耐久性を発揮し、コンクリートの美観と保護を長期にわたって維持します。施工にはチェアゴンドラを使用することで、複雑な建物形状にも柔軟に対応いたします。

BEFORE and AFTER

防カビ対策と長期美観維持

高級住宅地のデザイナーズマンションでは、北側の湿気によるカビ発生の問題がありました。MIRAINOのクリアコートを使用した最終仕上げにより、雨筋や黒カビの発生が抑制され、美観を維持することができています。
施主様からも、2023年11月時点での状態について高評価をいただいています。

施工前

３年経過